(1)事業計画の体系を理解する。
(2)計画策定のための現状分析をしっかりやる。
① 自社の業績の実績数値を分析し、事業別・製品別・顧客別の業績向上要因
と業績悪化要因を分析する。また、自社の財務分析も行う。この結果、自社
の強みと弱みを理解する。
② 経営環境の変化を予測し、事業に対する成長要因(機会)と成長阻害要因(脅
威)を理解する。
③ 上記は一般的にSWOT分析と言われているもので、自社の強みと弱みを理解
し、経営環境の変化による脅威と機会を理解し、次年度において何を優先的
に取り組むべきか、経営上の課題を抽出するために行うものです。
(3)全社・部門別事業計画を体系づけて作成する。
① 年度の経営基本方針を決定する。
② 年度の経営目標を決定する。
③ 年度の経営目標の達成に向けて経営方針を決定する。
④ 上記の会社全体の経営目標と経営方針を受けて、部門別の部門目標と部門
方針を決定する。
⑤ ③と④との間の調整を行い、全社・部門別事業計画(計数計画・行動計画)を
まとめる。
(4)部門別事業計画を個人単位に落とし込みする。
① 部門別事業計画を課単位・グループ単位の計数計画・行動計画に落とし込
みする。
② 最終的には個人単位の計数計画・行動計画とする。
(5)部門別・課別・グループ別・個人別の達成度合(計数実績・行動実績)の把握方法を検討する。
折角、作成した事業計画を絵に描いた餅に終わらせないため、計数実績・行
動実績の把握方法と把握時期を検討します。個人別には、毎月、部門別・課
別・グループ別は3ヶ月毎ぐらいが望ましいのではないでしょうか。
(6)業績に応じてちゃんと評価や処遇をする仕組みを用意する。
毎期事業計画書を作成している会社は数多くありますが、その中で従業員1人1人の浸透させて計画達成に導くことは大変難しいことだと思います。その中で上手に浸透させている会社もありますが、共通している浸透策としては次のようなことが挙げられると思います。
(1) 事業計画を部門別・個人別の計数計画に落とし込んでいる(計数化)。
(2) さらに、部門別・個人別の行動計画(TO DOリスト)にまで落とし込んでいる(行動計画の策定)。
(3) 事業計画を部門別・個人別に進捗管理する仕組みがある(進捗管理)。
(4) 適時に目標に近づくためのフォローアップされている(定期的フォローアップ)。
(5) これら(1)から(4)の過程を見える化している(過程の見える化)。
(6) 事業計画を達成した場合、適切に賞与などで処遇される(適切な処遇)。
折角時間をかけて作成した事業計画です。
従業員1人1人に浸透させて計画を達成したいものです。
事業計画の作成から計画達成までのフォローアップまで行います。
お問合せは、こちらへ。
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